当院は、大阪府より発熱患者等
「外来対応医療機関」に指定されています。
発熱患者の診療・検査が可能な医療機関を「外来対応医療機関」として大阪府が指定した医療機関のことを言います。
外来対応医療機関では、発熱外来を受診される患者さんととそれ以外の患者さんの動線を時間的または分離的に分けて感染防止対策が取られています。
発熱外来
(新型コロナウイルス診療)について
大阪心斎橋コロナ発熱外来クリニック(クリニーク大阪心斎橋)は、37度以上の発熱をされた患者さんの診察も行っております。(※15歳未満のお子様の場合、対症療法の薬剤の処方が難しい可能性があります)
感染症対策の観点から発熱外来については、完全予約制となっております。
発熱外来の診療時間は、土曜・日曜祝日も含め原則毎日10:00~13:00 15:00~18:00になりますが、詳細は、予約サイトの方でご確認ください。お薬については、院内処方にてその場でお渡しすることができます。
インフルエンザの流行時期でもありますので、症状によってはインフルエンザの検査も行うことがあります。
新型コロナウイルスの
検査方法
大阪心斎橋コロナ発熱外来クリニックでは、抗原検査、PCR検査を行なっております。
PCR検査には全自動で行う遺伝子解析装置(島津製作所AutoAmp)を導入しております。
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抗原検査(抗原定性検査)
採取した検体を専用の試薬に混ぜて、検査キットに滴下して判断する検査です。
この検査では陽性か陰性かの判別だけをします。
検査キットに含まれる抗体が検体に含まれる抗原をキャッチしてキット上に線として現れると陽性と判断します。
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PCR検査について
遺伝子解析装置AutoAmpは、鼻咽頭、唾液から採取した検体を全自動でPCR検査を行ってくれる機械です。
遺伝子増幅法によって新型コロナウイルスのRNAを簡便かつ迅速に検出できるので、検査結果は約4時間で迅速に患者様へ結果をお伝えすることが可能です。
※PCR検査数状況によっては、検査結果が翌日となる可能性があります。その場合は、お電話で検査結果をお伝えさせて頂きます。
入院患者さんのお見舞いの際の
抗原検査やPCR検査について
病院に入院している患者さんをお見舞いする前に、新型コロナウイルスに感染しているかどうかを確認するために、抗原検査やPCR検査が必要です。
新型コロナウイルスは、感染力が非常に強く、感染者が無症状であっても、他人に感染させることがあるため、患者さんや医療スタッフの安全を確保するために、入院している患者さんへの見舞い前に検査を受けることが求められます。
抗原検査やPCR検査は、採取した検体に含まれるウイルスのたんぱく質や遺伝子情報を解析することで、感染の早期発見に役立ちます。これらの検査を受けることで、感染している可能性がある人を早期に特定し、感染拡大を防止することができます。
いずれにしても、新型コロナウイルスに感染しているかどうかを確認することは、自分自身や周りの人を守るために非常に重要です。入院している患者さんをお見舞いする前には、必ず検査を受けるようにしましょう。
インフルエンザの検査について
大阪心斎橋コロナ発熱外来クリニックでは、インフルエンザの検査も行っております。インフルエンザが流行している状況でもありますので、新型コロナウイルスの検査で陰性になった場合、インフルエンザの感染も疑われますし、両方に感染している可能性もあります。
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インフルエンザの検査方法
インフルエンザの検査方法は、⿐咽頭ぬぐい液採取による検査です。綿棒で鼻やのどの奥をぬぐったり、鼻をかんだりして検体を採取し、それにウイルスに対する抗体を反応させて診断します。迅速抗原検出キットで5~15分程度で検査結果がでます。発症初期(症状出現から12~24時間)の場合はウイルスの排出量に個人差があり陰性結果が出ることがあります。もしも受診後に陰性の判定にも関わらず症状の悪化したなどの場合はご相談ください。
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インフルエンザの治療
インフルエンザである場合には、主に抗インフルエンザ薬を発症後2日以内に使用すると、発熱期間が短くなり完治も早まるので有効です。
タミフルやリレンザ、イナビルなどの抗インフルエンザ薬を患者さんの症状や体重にあわせて適切な処方をいたします。
花粉症と新型コロナウイルス
花粉症の症状として、鼻水やくしゃみ、咳、喉の痛みといった症状がありますが、花粉症と思っていたら新型コロナだったということもあります。PCR検査や抗原検査で新型コロナウイルスでないことを確認できます。
新型コロナウイルス治療薬
ゾコーバについて
塩野義製薬の開発した新型コロナウイルス感染症の患者を対象とした経口抗ウイルス薬「エンシトレルビルフマル酸」(販売名:ゾコーバ錠125mg。)について、令和4年11月22日に新型コロナウイルス感染症の治療薬(飲み薬)として緊急承認されました。
ゾコーバは軽症の段階から服用できる新型コロナウイルスの飲み薬で、重症化するリスクが高い患者を対象にしていた従来の薬と違い、重症化リスクの低い患者でも服用できるのが特長です。
発症から3日以内にゾコーバの服用を開始することでウイルスの増加を抑え、減少させることができます。