保険で当日可 下肢静脈瘤の硬化療法|クリニーク大阪心斎橋 梅田・なんば難波より数分
2017.10.08
クリニーク大阪心斎橋では下肢静脈瘤の硬化療法を積極的に行っております。保険診療による当日施術も可能です。下肢静脈瘤の硬化療法とは、静脈の中に薬剤を注射して、薬剤の効果で静脈を塞ぐ下肢静脈瘤の治療方法です。塞がった下肢静脈瘤は、皮膚の上から触ると硬いしこりのようになるので「硬化療法」といわれています。硬化療法はインフルエンザなどの予防注射と同様に、注射だけで終わる治療法ですが、薬剤で血管を硬くすることに心配を感じる方も多くいらっしゃいます。クリニーク大阪心斎橋では患者様の不安を和らげるべく、術前にしっかりと説明をさせていただくようつとめています。
以下に、クリニーク大阪心斎橋で下肢静脈瘤の硬化療法についてよく聞かれることをリスト化してみました。
Q.硬化療法を受けるにあたって、硬化療法の前後で制限するものはある?
A.硬化療法の前後で食事や飲水などの制限はとくにございません。ただし、飲酒は治療当日から3日間は控えてください。硬化療法治療後の痛みが飲酒で強くなったり、脱水により血栓症を起こしやすくなるためです。また、治療当日は入浴ができないため、前日に入浴しておくことをクリニーク大阪心斎橋ではおすすめしています。
Q.硬化療法はどのような下肢静脈瘤でも可能?
A.硬化療法は、下肢静脈瘤の中でも比較的軽症の網目状下肢静脈瘤や側枝型下肢静脈瘤、手術後に再発した下肢静脈瘤などに適した治療法だと言われていますが適応は人それぞれです。麻酔の必要がないため、ご高齢の方や心臓の悪い方にも適した治療法とも言えます。
Q.硬化療法治療時の痛みはどの程度?
A.下肢静脈瘤の硬化療法は細い注射針で硬化剤を入れていく治療ですので、チクチクした痛みはあります。しかし、治療時間は数秒ですし、基本的には強い痛みを感じることなく10分~20分程度で施術がクリニーク大阪心斎橋では終了します。
Q.硬化療法の合併症は?
A.下肢静脈瘤の硬化療法の施術後には、硬化させた血管のしこりや色素沈着が起こることがあります。しこりは硬化療法1ヶ月後に最も硬く、色素沈着は3ヶ月経った頃が最も濃く感じられます。しかし、半年から1年でほとんどが消失します。
下肢静脈瘤の硬化療法の合併症についても詳しくリスト化しておきます。
(1)しこり
硬化剤を注入した部分に、しこりができることがあります。一般に治療後1ヶ月頃にしこりが最も目立ち、その後徐々に小さくなります。ただし、これは異常ではないためご安心ください。通常は半年から1年であまり気にならない程度になります。
(2)色素沈着
硬化療法を行った部位が、血管に沿って茶褐色になることがあります。治療後3ヶ月ほど経過時に最も目立つことが多く、消えるのには1年以上かかることもありますが、あとが残ることは滅多にありません。
(3)血栓性静脈炎
治療後2〜3週間、ときに2〜3ヵ月経ってから、固まった下肢静脈瘤が同時に赤く腫れて、ひりひり、ずきずき痛むことがあります。これは血栓性静脈炎を起こしたためです。これもいずれ治まるので心配はありません。早く治すには内服薬・塗り薬が有効であるため、そのような症状が出た場合には早めに外来を受診してください。
(4)皮膚壊死
ごくまれに、高い濃度の硬化剤が血管の外に漏れ、皮膚壊死を起こす可能性があります。硬化療法を行った場所が青黒くなったり痛みが強かったりした場合には、すぐに受診してください。
(5)深部静脈血栓症
硬化療法の合併症としてごくまれに、深部にある静脈に血栓が生じることがあります。急に脚が腫れた場合には、深部静脈血栓症の可能性があるので、すぐに受診してください。
(6)肺動脈塞栓症
下肢静脈瘤の中でできた血栓や深部静脈血栓が血流に乗り、肺動脈をつまらせることを肺動脈塞栓症といい、命にかかわることもあります。ただし深部静脈血栓症よりもさらにまれです。息切れ、硬化療法による治療後、運動時の呼吸困難、胸痛、血痰(けったん)などの症状があらわれた場合には、すぐに受診してください。また突然の失神発作で発症することもあります。
クリニーク大阪心斎橋で(4)から(6)の合併症が起きたことはありませんが、合併症が起きた場合は提携病院への受診をしていただくこともあります。クリニーク大阪心斎橋は、北野病院や大阪赤十字病院、大阪市総合医療センターと提携しています。
Q,硬化療法は再発しやすいと聞きましたが、実際はどうなる?
A.硬化療法に適した下肢静脈瘤と適していない下肢静脈瘤があり、適した下肢静脈瘤に対して行えば十分な効果が期待できます。昔、硬化療法が注目されたときに、あらゆる下肢静脈瘤が硬化療法が試されました。それまでは他の方法で手術をしていたような進行した下肢静脈瘤にまで硬化療法が行われた結果、再発が多く起こってしまい、そのような誤解が広まってしまったといわれています。現在は、従来の硬化療法に代わって「フォーム(泡状)硬化療法」という、より治療効果の高い進化した硬化療法が開発されました。クリニーク大阪心斎橋でも「フォーム硬化療法」を行っております。
Q.硬化療法後の経過は?
A.硬化療法後は以下のような経過をたどります。
●硬化療法直後
薬剤を注入した血管をしっかり圧迫するために、ご帰宅の際には包帯を履いていただきます。(その後、少なくとも1週間は、可能なら寝るとき以外は弾性ストッキングを着用していただきます)注射した部分は赤黒い皮下出血が起こります(1~2週間で自然に吸収されます)。
●5日~1週間後
下肢静脈瘤が硬くなり、少し痛むようになります。それに続いて、静脈に沿って茶色い色がつきます(色素沈着)。この時期、下肢静脈瘤が治療前より盛り上がって大きくなり、痛みを伴うため、多くの方が心配となりす。しかし、これが硬化療法後の正常な経過です。
逆に硬くならない場合は、効果があまり出ていない可能性があります。
●1ヶ月後
硬くなった下肢静脈瘤がコリコリとしこりのように触れるようになり、押すと軽い痛みがある状態になります。
●数ヶ月後
固まった静脈が少しずつ吸収されて小さくなってきます。色素沈着はまだ残っている方が多いです。
●6ヶ月~1年後
色素沈着がだいぶ薄くなり、目立たなくなってきます。
Q.硬化療法後はケアが必要?
A.硬化療法でより良い効果を得るためには、治療後のケアが非常に大切です。以下の注意事項を守って、一日も早く健康できれいな脚に戻れるよう心がけましょう。
●適切な方法での圧迫
硬化療法で最も大事なことは治療した部位の圧迫です。圧迫には包帯を使用します。圧迫が不十分だと、周りから血液が入ってきて、下肢静脈瘤が再び膨らんでしまいます。特に治療後早期の圧迫が大切です。硬化剤の注射を受けたら、弾性ストッキングによる圧迫を継続してくだい。その後も最低1週間は、寝るとき以外は弾性ストッキングを着用する習慣をつけてください。
●適度な運動
治療期間中は特に安静を保つ必要はありません。むしろ適度に歩いた方が下肢の血液循環はよくなります。立ってじっとしている姿勢が一番よくないので避けてください。 やむを得ず立ち仕事をする際には、ときどき足首や膝の屈伸運動を行ってください。
Q.硬化療法後はすぐに普段の生活に戻れますか?
A.1回の治療に要する時間は10分~20分で、負担も少ない治療なので、施術後すぐに普段通りの生活に戻れます。注射による治療なので、傷口はなく、消毒も必要ありません。先述のとおり、治療の翌日からシャワー、2日後からは入浴もできます。飲酒は当日含め3日間はお控えください。
Q.硬化療法は1回の治療で治るのですか?
A.限られた範囲の小さな下肢静脈瘤であれば1回の治療で済みますが、範囲の広いものは数回治療する必要があることもあります。治療効果を見ながら、一定の期間をあけて治療を行います。
クリニーク大阪心斎橋では下肢静脈瘤の硬化療法を積極的に行っております。当日施術も可能です。下肢静脈瘤の硬化療法はクリニーク大阪心斎橋へご相談ください。
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