痛いのは嫌です
2017.05.22
華岡青洲という日本の外科医を御存知だろうか。
外科手術を行う際に、患者の疼痛緩和を第一に考えて、世界初の全身麻酔を発明した和歌山の医師。「華岡青洲の妻」という題で小説・ドラマ・映画化もされている。
その昔「外科医の基礎は麻酔である」と、島根の脳外科医に教わった。
シンプルな指導ほど記憶に残るもので、日々の美容診療でも痛みを取り除く麻酔を第一に心掛けている。
私は、常々、「英語は対比である」と指導してきた。一回の授業で何度この言葉を口にしたことか。先日再会した教え子の循環器内科医に、「対比して物を考えるって、大事ですね。人生対比ですね。」と言われた。とても嬉しかった。私のシンプルな考えが伝わって実社会で役立ててくれている人がいるんだと。
当院では、オペや注入系のみならずレーザー系の施術においても、できるだけ痛みを取り除くことができるよう様々なオプション麻酔を用意しています。
笑気ガスによる吸入麻酔や皮膚表面への麻酔クリームは、他院でもよく見かけますが、
① 手の多汗症の方へのボトックス注射。他院では麻酔クリームしかしてくれず大変痛い思いをしたとのこと。手のひらや指の手術で使用するブロック麻酔処置を行います。
② 唇のヒアルロン酸注射。唇とは違うに麻酔をしたにも関わらず、唇が麻酔されていて大変驚かれます。
③ 目の下のしわに対する成長因子注入術。マイクロカニューレを使用してもやっぱり怖いという方への麻酔。
などなど、適宜特殊な麻酔で、痛みを和らげることに力を注いでいる クリニーク大阪心斎橋です。